秋になりましたね。
これからの季節だんだんと「乾燥」が気になってきますね。
お肌はもちろんのこと、頭皮も乾燥が気になるところだと思います。
頭皮が乾燥すると痒みがでたり、フケが気になったり…
さらには、静電気を帯びてまとまりやツヤがなくなる季節でもあります。
今回は頭皮の乾燥を予防するコツについてお話していこうと思います。
頭皮の乾燥3つの原因
頭皮が乾燥する原因はは主に3つあります。
- 間違った洗髪(洗い過ぎ)
- ドライヤーのし過ぎ
- ストレス
①間違った洗髪(洗い過ぎ)
頭皮は皮脂によって守られています。
皮脂というと、なんだか脂っぽさを想像し、良い印象がない方もいるかもしれませんが、頭皮を守る大事な機能です。
皮脂には、肌の保護・抗菌、保湿作用があるんです。
皮脂は皮膚膜を形成することで、外界から異物が侵入するのを防ぎ、外的ダメージから皮膚を守り、肌からの水分蒸散を抑制する役割を担うことができます。
この皮脂が洗い流され過ぎると肌が乾燥してしまいます。
洗えば洗うほど良いと思っている方も多いかもしれませんが、あくまで、適度な洗髪が大事です。
②ドライヤーのし過ぎ
乾燥肌でなくてもドライヤーのあて過ぎで頭皮は乾燥します。
乾燥した頭皮は、頭皮を保護する皮脂が少ない状態です。
皮脂のバリア機能が弱まることで、ターンオーバーのサイクルが早まり、未熟な角質が剥がれます。
その剥がれた角質が乾性フケの主な原因となるのです。
また、乾燥した頭皮はとても過敏であり、少しの刺激でもかゆみの原因になります。
頭皮の乾燥を防ぐためには洗髪後に正しドライヤーを当てて、適度に乾かすことが大切です。
③ストレス
ストレスによるホルモンバランスの崩れは、頭皮の皮脂やターンオーバーに異常を引き起こします。
さらに頭皮の血流を悪くするため、間接的に頭皮の乾燥につながってしまうのです。
生活習慣を正してストレスの軽減を行い、ホルモンバランスを正常に保つことが大切です。
6つの頭皮の乾燥対策・予防法
日常生活の中で行える5つの頭皮の乾燥対策・予防法をご紹介します。
- シャンプーを見直す
- 洗髪方法を見直す
- 正しくヘアドライをする
- ビタミンB2,B6を意識した食生活を送る
- 規則的な睡眠周期でストレスをケアする
- ヘナを使う
それぞれの予防法について詳しく解説していきます。
①シャンプーを見直す
シャンプーの種類は主に下記3種類に分かれています。
- アルコール系シャンプー
- 石鹸系シャンプー
- アミノ酸系シャンプー
アルコール系シャンプーと石鹸系シャンプーは洗浄力が強いため、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
ちなみに私は以前、石鹸シャンプーの方を使っていましたが、それはそれは白光りするほど、脂ギッシュな頭をしていました。
(👆もっさりしつつ、ペタッとしていて、白光りしてるのがわかります)
一方、アミノ酸系シャンプーは他の2種類よりも洗浄力が劣るものの、低刺激で髪の毛や頭皮に優しい成分で作られています。
そのため、頭皮トラブルがある場合は、低刺激性のアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
特におすすめのシャンプーはこちらです。
シャンプーを使わずにお湯だけで洗髪する湯シャンも一般的なものになりましたが、湯シャンの方法を誤るとトラブルの原因になるため、十分に注意してください。
②洗髪方法を見直す
洗髪をする際、汚れを落とすため頭皮を強く洗う人も少なくはありません。
しかし、強くこすることは皮膚が傷つく原因となり、トラブルにつながります。
正しい洗髪方法をこちらに記載しますので参考にしてください。
頭皮を傷つけない正しい洗髪方法
- シャンプーは少量で大丈夫です
- 指の腹を頭皮にあてて洗います。髪の毛を洗うというより、頭皮をマッサージするような感覚です
- 髪をすすぐ際、熱いお湯は頭皮を刺激してしまうため、ぬるま湯(約38度くらい)でしっかりとすすぎます
頭皮を優しく洗い、かつ長めにすすぐことがポイントです。
洗髪の回数が多すぎると必要な皮脂まで洗い流されてしまうため、洗髪は2、3日に1回程度で十分です。
さらに詳しい洗髪方法はコチラをご覧ください。
③正しくドライヤーをかける
近距離でのドライヤー使用は頭皮の乾燥の原因となります。
正しいヘアドライ方法を身につけて、適度に髪を乾かしましょう。
正しいヘアドライ方法
- タオルドライで頭皮や根元の水分を拭きます
- ドライヤーは髪の毛から10cmほど離して使用します
- ドライヤーを振りながら頭皮や根元を乾かします
- 根元が8割ほど乾いたら毛先に向かって乾かしていきます
最終的に毛先が半分程度乾いている状態が理想です。
自然乾燥も頭皮を乾燥させる!?
ちなみに、自然乾燥も頭皮を乾燥させる原因になります。
むしろ、潤うんじゃないかと思いきや、注意が必要です。
自然乾燥が頭皮を乾燥させる理由は、頭皮が濡れたままだと雑菌が繁殖しやすくなるからです。
雑菌が頭皮に繁殖すると、頭皮のターンオーバーが乱れて乾燥状態を引き起こしてしまいます。
面倒くさがらず、なるべくドライヤーで適度に髪を乾かすこと習慣をつけましょう。
④たんぱく質・ビタミンを意識して摂取しよう
頭皮の乾燥はターンオーバーの乱れも影響します。
そのため、ターンオーバーを整える食生活を意識するのが効果的です。
ターンオーバーを整えるためには、皮膚形成のもとになるたんぱく質の摂取が重要ですし、
ビタミン類・ミネラルも、ターンオーバーを促す働きを持つため、摂取が必須です。
栄養素 | 効果 | 含まれる食品 |
タンパク質 | 皮膚形成のもとになる | 肉類・魚類・卵・乳製品・大豆製品 |
ビタミンA | 肌・粘膜を正常に維持する働き | レバー・ニンジン・ウナギ・カボチャ・ホウレンソウなど |
ビタミンB2 | 皮脂分泌の調整、肌・粘膜の保護 | レバー・卵・ウナギ・アーモンドなど |
ビタミンB6 | 肌のターンオーバーのサイクルをサポート | レバー・マグロ・カツオ・焼きのり・ニンニクなど |
ビタミンC | コラーゲンの生成促進・ストレスから肌を保護する | アムラ・イチゴ・ブロッコリー・キウイ・パプリカなど |
ビタミンE | 血行促進、ストレスから肌を保護する | アボカド・アーモンド・ツナなど |
特に、ビタミンB2とB6の不足は、フケが発生するリスクになるといわれています。
- ビタミンB2は皮脂のバランスを整え、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。
- ビタミンB6は皮膚のターンオーバーのリズムを整える働きがあります。
どちらも食べ物から摂取できる栄養素なので、普段の食生活に積極的に取り入れてみてください。
ビタミンB2が多く含まれる食材
- 豚レバー
- 鶏レバー
- 牛レバー
- うなぎ
- 牛乳
ビタミンB2は熱分解されにくいため、調理方法を意識する必要はありません。
ただし、茹でた場合はビタミンB2がお湯に流れ出るため、茹で汁も一緒に調理して摂取するとよいでしょう。
ビタミンB6が多く含まれる食材
- カツオ
- マグロ
- サンマ
- バナナ
ビタミンB6は熱分解されやすいため、できれば火を使わずに調理することをおすすめします。
⑤規則的な睡眠周期でストレスをケアする
ストレスを緩和するためにも、良質な睡眠をとることが大事です。
眠りにつく時間が不規則になることでストレスを感じ、ターンオーバーのサイクルが乱れることも頭皮が乾燥する原因の一つになります。
睡眠とストレスは深い関係があり、十分な睡眠時間を確保できている人はストレスを緩和させる能力が高いことが分かっています。
また、皮膚のバリア機能を保つホルモンは、睡眠中から明け方にかけて活発に分泌されています。
いずれにしても良質な睡眠は、頭皮環境を整えるために欠かせないのです。睡眠時間を確保し熟睡できるよう、生活リズムを整えましょう。
⑥ヘナを使う
植物由来のカラーリングで使うヘナですが、そのトリートメント効果は、髪だけでなく頭皮にも効果があります。
ヘナは、頭皮の汚れを取り除き、頭皮の状態を健やかに保ち、頭皮の乾燥、フケや痒みを予防します。
ヘナの効果を髪だけでなく、頭皮にも感じるため、「ペーストを頭皮からたっぷりつけること」が何より大切です。
染める際の手の動きのイメージは、シャンプーをするように頭皮(地肌)にペーストをすり込み、マッサージするようにしっかり根元から付けます。
頭皮から塗ることで、一番染めたい生え際の白髪をしっかり染められるだけでなく、頭皮ケアも同時に行えます。
さらに詳しいやり方はコチラを参考にしてみてください。
頭皮の乾燥や痒み、フケの悩みのある方にも頭皮ケアとしての効果もおすすめできるのがヘナです。
おわりに
頭皮の乾燥は、乾燥肌の人だけでなく誰にでも起こりえます。
だからこそ、遺伝や体質よりも生活習慣が大事になるんです。
ここまでみてきたように、シャンプーをし過ぎや、洗浄力の強いシャンプーが仇になったり、今まで常識と思っていたことや、良かれと思ってやっていたことが原因になったりもします。
気づかないうちに頭皮の乾燥を悪化させ、フケやかゆみ、抜け毛を招いてしまうこともザラにあるものです。
なので、頭皮を乾燥させないためには日々のヘアケアと生活習慣の見直しを第一優先に行いましょう。
ちょっとした習慣の修正が、あなたの頭皮に潤いをもたらし、頭皮の悩みを解消します。
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