ヘナで薄毛になるって本当?むしろ薄毛になる原因が改善するよの話

ヘナで薄毛になるって本当?むしろ薄毛になる原因が改善するよの話 ヘナの使い方
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ヘナというものを取り扱うようになって、妙な噂を耳にします。
それが、「ヘナを使うと薄毛になる」という噂。

実はその噂がでるようになった理由も概ねわかっているのですが、
結論から申し上げますと、ヘナをして薄毛になることはありません

もしそうなったという方が居らしたら、間違いなく別の原因があるのです。
なので、今回は、

  • 薄毛になる3つの原因
  • ヘナはむしろ薄毛になる原因を改善するよ

というお話をしていきたいと思います。

薄毛になる3つの原因

薄毛になる原因は大きく分けて3つあります。

  1. 遺伝的要因
  2. 内的要因
  3. 外的要因

1.遺伝的要因

「お父さんが薄いから、私も薄くなる可能性高いのよね・・・」

というのは普段の会話でもあると思います。

これ実際には、男性の場合は母方の祖父が薄毛だと遺伝する可能性が高いといいます。

いわゆる男性のAGA問題。

薄毛の遺伝子を持つとされるX染色体は、母方の祖父母や曽祖父母の遺伝子情報も引き継ぎます。
具体的な確率としては、母方の祖父が薄毛の場合で75%、母方の祖父と曽祖父ともに薄毛の場合で約90%と言われています。

引用元:薄毛(ハゲ)は遺伝します|薄毛が遺伝する理由やAGAを発症しやすい人の特徴を解説©️2021 AGAメディカルケアクリニック

AGAは、男性ホルモンの一種「テストステロン」と「5αリダクターゼ」という酵素が反応して起こる現象で、この「5αリダクターゼ」が遺伝の影響を受けやすいことが理由です。

一方で、女性の場合はどうかというと、このテストステロンが男性の10分の1ほどしか出ません。
なので、遺伝の影響よりも・・・

女性の場合は違います。女性の脱毛症は、生活習慣など遺伝以外の要素が原因で発生する場合が多いとされているからです。女性の場合、家族からの遺伝で、男性のような壮年性脱毛症になる可能性は低いと言えます。

(引用元:薄毛の家族がいるから… ?女性の薄毛と遺伝の関係© Biotech,Inc.

生活習慣などの遺伝以外の要素の方が影響が大きいわけです。
その遺伝以外の要素が「2.内的要因」「3.外的要因」になってくるのでみていきましょう。

2.内的要因

これは”ストレス”や”食生活”といったものですね。ライフスタイルといってもいいでしょう。
どちらも体の中の環境に影響すること。

髪の毛は体の中から生成されるものなので、やはり体の中を整えることはすごく重要です。
内的要因は髪の毛が生えるための土台づくりといってもいいかもしれません。

ちなみに、この土台づくりのカギ、”ライフスタイル”も実は親から受け継がれることが多かったりします。
親の食生活に影響されてファストフードばかり食べていたり、食事の時間が不規則だったり、自分では当たり前だと思っていたことが、親から受け継がれているものだったりするのです。

思い当たる節があれば、いったん見返してみましょう。これはこれで健全な親離れだと思うのです。

髪の毛が生えてくる土台が不健康では、健康な毛が生える事はないでしょうから本気で悩んでいるなら、薬を飲むよりも先にぜひ取り組んでみてほしいです。

3.外的要因

これはヘアカラー、パーマ、シャンプーといった体の外からつけるものです。
わかりやすく、ダイレクトに髪や頭皮環境に影響するところ。

だからこそ適切なケアが大事なのですが・・・

薄毛であるがゆえに、早めになんとかしたい!と、ヘアカラーとパーマでボリュームをだそうとしてしまうのが人の心理。しかし、その対処療法で劇的に頭皮環境が悪化していることもあるのです。

さらにシャンプーにも、いろんなイメージや間違った常識で、適切な商品を選ぶことができなくなっていることが多いのです。

ヘアカラーとパーマは将来の頭皮環境を劇的に破壊する

よくボリュームが無いからパーマをする人がいますが、これは”その場しのぎ”の対処療法にしかなりません。
パーマをかければ、その時はボリュームが出ますが、薬を付けたことにより髪は確実に細くなり頭皮は老化します。

さらにいえば、パーマやカラーの仕組みをお話しすると、①薬剤の力で髪の毛を破壊しこじあけて、②薬を流し込んでいくという手順を踏みます。
そして、一度開いてしまうと髪の毛は元に戻ることはありません。その髪を切るまで半永久的に髪の中の成分が流出してしまい、髪がさらに細くなっていくのです。

特にカラーを入れると、元の色素を破壊して代替えとなる色を入れていきますので、色落ちしたら色がなくなり傷んだ髪があらわれます。するとさらに、薬剤を投与したくなってしまう。そうして頭皮環境は劇的に破壊されていくのです。

”今”だけを見るなら、それでいいかもしれませんが、長く髪を大事にしていきたいと思うなら辞めることをおススメします。

特に白髪染めをしている方はしっかり染まるように通常のオシャレ染めよりも強く作られている場合が多いことを知っておいてください。

無添加シャンプーだから大丈夫?

よく言われるのが、
「うちは無添加シャンプー使ってるから大丈夫」
ということ。

無添加シャンプーや薬用シャンプーには罠があるのしってますか?

この記事を書いてる私に関して言えば、もともと無添加石鹸シャンプーを愛用していました。
無添加石鹸シャンプーの特徴といえば次のとおり。

メリット

  • 頭皮や髪に優しい
  • 洗浄力が強く汚れを落とせる
  • 化学物質の使用が比較的少ないのでアレルギーが出にくい
  • 髪質に合えば髪が元気で丈夫になる
  • 手荒れしにくい
  • 抜け毛が減る

デメリット

  • 弱アルカリ性なので弱酸性の髪がアルカリ性に傾く
  • 髪がきしんでしまう
  • しっかりすすがないと石鹸カスが残ってしまう
  • 洗い上がりがごわごわして慣れない
  • 抜け毛が増える

引用元:石鹸シャンプーは地肌に優しく抜け毛が減る!?乾燥肌の人は注意も必要©ミヨシ石鹸株式会社

この中でも特にメリットの『洗浄力が強く汚れが落とせる』という特徴が厄介だったりします。

なぜなら洗い過ぎてしまうから。

皮脂がとれすぎると、頭皮は乾燥してしまいます。
すると、身体は「脂を必要としている」と察知し、脂をどんどん出すようになります。
このようなメカニズムが働きつづけると、地肌は脂ぎった状態になり、ひどいときは髪全体がべっとりしてしまいます。
だから、余計に洗浄力の強いシャンプーをしたくなる。

間違ったシャンプーの使い方と負のスパイラル

……このようなサイクルをくり返すことで、頭皮環境は悪くなってしまうのです。
結果、薄毛や脱毛へとつながっていく可能性が高まるのです。
(これが先述のメリット「薄毛が減る」と言いながらデメリットで「薄毛が増える」とうたっているカラクリですね)

シャンプーについてさらに詳しく知りたい方はコチラの記事をご参照ください。

髪の毛、洗い過ぎていませんか?〜髪本来の美しさを取り戻すシャンプーのポイント〜
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薄毛にはヘナがおすすめの理由

ここまで薄毛の原因について書いてきました。
なんとなく、薄毛になるしくみはおわかりいただけたかと思います。

もう一度復習しますが、薄毛の3つの原因は、

  1. 遺伝的要因
  2. 内的要因
  3. 外的要因

となっています。

さて、このような薄毛になる原因を回避するためにはどうしたらよいでしょうか?

そこでおススメしたいのが「ヘナ」なのです。

「ヘナ」を使えば、少なくとも【3.外的要因】を改善することができますし、また【2.内的要因】についても多少の効果はあると考えています。

ヘナが改善する外的要因(頭皮環境)

まずヘアカラーをこれまでのケミカルなカラーリングを「ヘナ」に変えるだけで、頭皮を劇的に破壊するカラーリング剤を使用しないで済みます。
さらにヘナの使用を続ければ、そのトリートメント効果で、髪にハリやコシがもどるので、パーマをする必要性もなくなります。

この①ケミカルなカラーリング剤、②パーマという2つをやめることが、頭皮環境を改善するためにはモノスゴク大事なのです。
この二つが例えるなら定期的に訪れる空襲のようなもので、これがある限りたとえ、髪や頭皮が回復の動きをみせたとしても、これまでのケアが一瞬で台無しになってしまいます。

この2つをやめることこそが、髪や頭皮が回復するスタート地点になるのです。

さらにヘナは元来、古くから「薬草」として使われています。
その効能は「皮膚病の予防」「やけど」「打撲」「おでき」「皮膚の炎症」なんかがあります。
それを頭にのせることになるので、頭皮に良いことは言うまでもありませんよね。

これに加えてシャンプーの回数を減らすことができれば、なおのこと、頭皮環境は回復へと向かいます。

ヘナが改善する内的要因

これに関しては、経皮吸収について学ぶ必要があります。

経皮吸収についてはコチラの記事をご参照ください。

経皮吸収とは?|知らないと危険なカラーリング剤と経皮毒の話|わかりやすく解説
「無農薬の野菜は食べるのに、頭には農薬まくのね。自覚ある?」 と問われたら、あなたはどう思いますか? 私は衝撃でした。なぜなら自覚がなかったからです。 でも、私みたいな方って多いかなと思うので、こうして筆をとらせていただい...

簡単に言うと、「皮膚から化学物質が吸収されていろんなとこに影響がでるよ」ということ。
それも頭部は他の部位と比べて経皮吸収率が高い傾向にあります。

1967年人におけるステロイド外用薬の部位別経皮吸収率の研究結果

(引用元:ステロイド外用剤(塗り薬)なんでも相談© Shionogi Healthcare Co., Ltd/Feldmann RJ, et al., J. Invest. Dermatol., 48, 181-3, 1967

ヘナについても例外ではなく、経皮吸収されて人体に影響を与えることになると考えられるのです。

調べると1992年に初出したB. K. Chandan氏の論文によると、ヘナに含まれる成分(ローソニア・アルバ)が肝臓の毒素を取り除くのに有効であるとのことでした。(ただし、この論文では動物実験のレベルなので人にそのまま応用できるかというと”できる”とはいいきれないのが現状です)

ただ、体験談として「朝のおしっこの色が変わった」という話は何名か聞きますので、やはりデトックス効果があることは類推できますね。

ちなににヘナ使用者の方々100人へアンケートを実施したところ、次のような結果が出たことも併せてお伝えしておきますね。

ヘナを使って髪以外の身体の変化についてのアンケート結果

(引用元:ヘナ使用後の変化に対するアンケート結果©Laksmi

おわりに

以上、「ヘナで薄毛になる?むしろ薄毛になる原因が改善するよの話」でした。

特に薄毛の原因については厚く語らせていただきました。

とにかく、薄毛を回避したいなら、薄毛になるような習慣をヤメルのが最大のポイントです。

また、薄毛になりやすい習慣の根本的な代替療法としてヘナを使うことをオススメさせていただきました。
ちなみに先述のアンケートの別の質問では薄毛への効果も言及されています。

ヘナを使って感じる頭髪や頭皮の変化についてのアンケート結果

(引用元:ヘナ使用後の変化に対するアンケート結果©Laksmi

100人中30人くらいの方が「抜け毛が少なくなった」「新生毛が生えてきた」とご回答いただいています。

そのような結果も踏まえて、「ヘナ」の活用についてご検討いただけますと幸いです。

最後に、ヘナについて疑問点などがありましたら、ぜひKAMI.llcメンバーにお気軽にご相談ください。

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