ヘナを始めようかなと思い調べ始めた時に、
「ヘナでかぶれた」
だとか、
「ヘナで髪が傷んだ(パサついた)」
といった感想を目にしたことはありませんか?
実はその方たち、”まがいもの”=偽物のヘナを買ってしまった可能性が高いのです。
そう、世の中にはオーガニックヘナと名乗っていてる”まがいもの”が出回っていたりするのです。
そんなことが許されるの?と感じる人もいるかもしれませんが本当の話。
”まがいもの”をつかまされないためにも、今日は「ヘナの正しい選び方」についてお伝えしていきます。
天然植物96%なのに髪が傷む原因
1990年代後半に、ヘナが流行したときがありました。
ところが、残念なことに、その頃「まがいもののヘナ」や「品質の悪いヘナ」が出回るようになりました。
たとえば、ヘナの中に酸化染料やその他の化学合成染料を加えているのに、いかにも天然であるかのようにうたい販売する商品。天然のヘナがいかにも黒髪に染まるかのように告知したもの。
このようなヘナが流通したことで「かぶれた」「髪が傷んだ」などの経験をしてしまい、結果、ヘナを使うのをやめてしまった方が多くいらっしゃいました。
最近「96%オーガニックの安心ヘナです」という文言をみかけるようになりました。
”96%”という普通なら説得力のある数字。しかし、これぞ言葉のマジック。
あとの4%が何かが問題です。
4%分が酸化染料であれば、それは酸化染料で染める永久染毛剤なのです。
しかも4%というのはかなりの量なのです。
薬機法でも酸化染料(パラフェニレンジアミンなど)は薬剤全体の11%以下に抑えなければならないという決まりがあるほどです。
化学合成染料の入ってないヘナの中にも、雑草の葉を混入されているものがありました。
検査をすると、ヘナの色素である「ローソン」がほとんど入っていませんでした。
「染まらなかった」「髪がキレイになったなどの変化はまったくなかった」という声が聞こえたのはこのためです。
ここら辺の詳細は、こちらの記事もご参照ください。
選び方1:成分表示を確認しよう!
「まがいもののヘナ」を手にしないためのポイントは簡単!
それは商品の成分表示を確認することです。
酸化染料入りは、もはやヘナではない
先述したとおり「かぶれる」ときは化学合成染料を含んでいるかもしれません。
日本ではヘナは”化粧品”として販売されていますが、にもかかわらず”医薬部外品”でしか使用できない酸化染料が含まれていることがあるのです。
含有量は少ないもので3.1%、最も多いもので薬機法の規制ギリギリの11%ほどです。
化学合成染料を含んでいるヘナを「ケミカルヘナ」と呼ぶこともあります。
これが入ってるとケミカルヘナ、見分け方
ここではケミカルヘナの見分け方をご紹介します。
商品の成分表に以下のものが入っている場合は「ケミカルヘナ」だと思っていいです。
成分の種類 | 成分名 | 用途 |
酸化染料 | 5-ジアミン | ヘアカラー、ヘアダイ、白髪染めに使用されている酸化染料です。 発がん性やアレルギーの原因になる可能性が指摘されています。 |
フェニレンジアミン | ||
パラフェニレンジアミン | ||
HC 青 2 | マニキュアなどに使用されるHC染料。 塩基性は酸化染料よりは危険性が低いけれど、化学合成染料です。 |
|
HC 黄 4 | ||
HC 赤 3 | ||
塩基性青 99 | ||
塩基性茶 16 | ||
法定色素 | 赤色4号 | ヘアカラースプレーなどに使用されているタール系色素です。 発がん性やアレルギーの原因になる可能性が指摘されています。 |
黄色1号 |
ヘナの効果を実感したい方は、この成分表記がある商品は避けた方が良いでしょう。
ケミカルヘナの代表は「ブラックヘナ」
ケミカルヘナの中でも最も広く出回っているのが、”白髪が黒く染まるヘナ”として販売されている「ブラックヘナ」と呼ばれるものです。
ブラックヘナにはジアミン系の酸化染料が入っています。
ジアミン系(フェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン)はさきほどの成分表にもあるとおり、発がん性やアレルギーの原因になる可能性が指摘されている化学物質です。
「パラフェニレンジアミンはアレルギー反応で頭皮がかぶれたりするだけではありません。強い発がん性があるうえに、骨髄などに深刻な障害を与えることが明らかになっています。
ジアミン系の薬剤は、’91年にフィンランドで使用が禁止されたのを皮切りに、世界各国で使用禁止の流れが広がりました。ところが、日本ではこの物質がいまだに白髪染めに使われています」(坂部氏)
ヘナでかぶれたという方の多くは、このブラックヘナを使っていることが多いのです。
ちなみにブラックヘナをつかわず、100%天然植物で髪を黒く染める場合にはインディゴ系の染料による2段階施術を行うことをお勧めしています。
選び方2:オーガニック認証マークの有無
成分表示とともに、もう一つチェックしたいポイントがあります。
それが「オーガニック認証マークの有無」
次のようなものですね。
これらは全て「国際的な認証基準」であり、ドイツ、フランス、イギリスといったオーガニック大国が中心となって設立された”オーガニック認証団体が示した基準をクリアした証”となっています。
厳しい審査をクリアできるほど、製品の品質が高いことを保証するマークです。
安心安全なオーガニック商品であるか?まがいものではないかどうか?
迷った際には、ぜひこのマークがあるかどうかを確認するのは一つの方法です。
ちなみにそれぞれの認証マークの意味ですが・・・
認証マークのそれぞれの意味
認証マーク | 意味 |
Fair for life フェアフォーライフ認証 フェアトレード・責任あるサプライチェーンに関する認証基準 |
|
USDA Organic ナショナルオーガニックプログラム(NPO) 技術基準(米国) |
|
Ecocert Cosmos Organic オーガニック化粧品に適用されるコスモス基準 |
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HALAL ハラール認証 シャリーア(イスラム)委員会のガイドラインに準拠したハラール認証 |
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K コーシャ認証 北米最大のユダヤ教食品認証機関の1つ |
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Cruelty free 100% 動物実験なし |
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DERMATOLOGICALLY TESTED 皮膚科学テスト |
|
Vegan ビーガン協会登録 真正なビーガン製品の国際基準 |
おおまかに説明するとこんな感じになっています。
いずれ詳しい説明も記事にしたいと思いますので、お楽しみに!
100%ヘナの信頼性
ここまで、本物のヘナを見分ける方法をおお伝えしてきました。
やっぱりせっかくヘナを使うのであれば、ぜひ本物=100%天然植物の「ナチュラルヘナ」を使ってほしいです。
ちなみに「ナチュラルヘナ」にはこれだけの信頼性があります。
- 古代より安心・安全に使われてきた
- 刺激が少なく、施術中は気持ちが良い
- 化学物質を加えなくても、髪へのトリートメント効果は十分にある
- 髪だけではなく頭皮の環境を整える
- 洗い流したときに環境への負担が少ない
エコヴェーダのヘナは100%天然植物
最後に、これは安心といえるeco・vedaのオーガニックヘナをご紹介したいと思います。
紹介するからには、もちろん、これまで挙げた「ナチュラルヘナ」の条件を満たしているわけですね。
100%のヘナ=成分がヘナしかないことはもちろん、
国際的な認証マークがたくさんあるのが見てお分かりいただけると思います。
間違いなく本物の「ナチュラルヘナ」をお試ししたい方は、ぜひエコヴェーダのヘナをご検討ください。
おわりに
いかがだったでしょうか?
ヘナ選びは2つのポイントさえ確認してしまえば簡単にホンモノを見極めることができます。
ケミカルヘナではヘナ本来の効果を体験することができないので、ぜひとも本物の「ナチュラルヘナ」をご使用ください。
他にも、ヘナ染めをしていて疑問点などがありましたら、ぜひKAMI.llcメンバーにお気軽にご相談ください。
私たちの仕事は、みなさまが「自分らしい美しさ」を取り戻す旅に同伴すること。
どうかご遠慮なく、ご連絡くださいませ^^
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