髪の毛、洗い過ぎていませんか?〜髪本来の美しさを取り戻すシャンプーのポイント〜

シャンプーをする女性 引き算の美容
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いよいよ夏本番。

私たちが活動する湘南地区は、セミが鳴き始め、毎日たくさんの方が海を訪れています。
みなさまは、どんな夏をお迎えですか?
* * * *
「夏の暑い時期だからこそ、スーッとするシャンプーでスッキリと洗いたい」
 
「寝ている間に汗をかくので、朝のシャンプーが欠かせない」
そんな方も、いらっしゃるかもしれません。
でも「引き算の美容」では、これら2つは、あまりオススメしないシャンプー法。
シャンプーが気持ちいいこの季節だからこそ、あらためて「シャンプーのポイント」を見直してみませんか?

そもそも、髪を洗うのは何のため?

引き算の美容では「そもそも」に立ち返って、ミニマル(最小限必要なこと)を考えていきます。
というわけで、ここでいったん、立ち止まってみましょう。
私たちは、なんのために髪を洗っているのでしょうか??
結論を先に言ってしまうと、髪を洗う目的は、頭皮や頭髪を健やかに保つこと
特に、髪の毛や頭皮の汚れ、余分な皮脂、酸化した皮脂を取り除くのが、とても大切です。
余分な皮脂で毛穴が詰まると、酸素不足で毛髪の細胞が弱ってしまいます。
そうすると、新たに生えてくる髪は弱々しいものになり、やがては薄毛へとつながる可能性が高くなります。
髪を洗うことは、髪を美しく保つために、とても大切なポイントです。
頭皮と髪の毛

間違ったシャンプーが「負のサイクル」をつくりだす

ここまでは、多くの方がご存知のことかと思いますが、大切なのは、ここからです。

日頃のシャンプーでとても大切なのは、皮脂をとりすぎないこと

でも、もしかしたら、私たちは皮脂をとりすぎる「間違ったシャンプー」をしているかもしれません。

たとえば、、、次のような場合は、要注意。

□洗浄力の強いシャンプーを使っている

□毎日、時間をかけてシャンプーを使って洗っている

このようなシャンプーをしていると、皮脂がとれすぎてしまう可能性が高くなります。

皮脂がとれすぎると、頭皮は乾燥してしまいます。

すると、身体は「脂を必要としている」と察知し、脂をどんどん出すようになります。

このようなメカニズムが働きつづけると、地肌は脂ぎった状態になり、ひどいときは髪全体がべっとりしてしまいます。

こうなると、毎日シャンプーをせざるを得なくなりますし、もっと洗浄力をシャンプーを求めるようになっていきます。

でも、「スッキリするから」と、洗浄力の強いシャンプーを使い続けると、皮脂をとりすぎることになり、次のような問題点があらわれる可能性が高まります。

【髪の”洗い過ぎ”で起きること】

・保護膜ができなくなる→紫外線が直撃する

・かゆみが出てくる

・地肌が荒れる

・地肌が炎症を起こしやすくなる

・フケが出やすくなる

こんな問題を引き起こしながら、身体は髪と頭皮を守るために、皮脂が過剰に分泌されるようになり、さらに脂っぽい頭皮になっていく……

……このようなサイクルをくり返した結果、薄毛や脱毛へとつながっていく可能性が高まるのです。

間違ったシャンプーの使い方と負のスパイラル

美しい髪を守るシャンプーの4つのポイント

「洗いすぎ=皮脂のとりすぎ」は、頭皮にダメージを与え、薄毛・抜け毛の原因となります。
美しい髪を守るためには、洗いすぎることなく”ほどよく洗う”ことが、とても大切です。
洗いすぎないために、次の4つのポイントを参考にしましょう。

ポイント1 お湯でよく洗う

汚れの80%は、お湯で洗い流せます
シャンプー剤を使う前に、まずはしっかりとお湯で洗いましょう。

ポイント2 少量のシャンプー剤で、短時間でやさしく洗う

「少量」のシャンプー剤で、「短時間」「やさしく」がポイントです。
「少量」の目安は、髪が泡立つ程度。
逆(たくさんのシャンプー剤で、時間をかけて、強くゴシゴシ)にならないように要注意!

ポイント3 シャンプー剤をよく洗い流す

短時間でやさしく洗ったら、しっかりとシャンプー剤を洗い流します。

ポイント4 少量のトリートメント剤を髪につけ、すぐに、よく洗い流す

とはいえ、ヘアカラーやパーマなどでダメージを受けていない健康な髪は、
トリートメントは不要です。
また、引き算の美容では、トリートメントが必要な方は、市販のトリートメント剤の代わりにヘナを使うことをオススメしています。
最後に、髪を洗った後は、素早くドライヤーで乾かしましょう
濡れている時の髪はダメージを受けやすい状態なので、自然乾燥はせず、ドライヤーを使います。
滝で髪を洗う女

よくある質問1 シャンプーの回数は?

多くの方が毎日シャンプーを使って洗っているかもしれませんが、その必要はありません。
シャンプーを使って洗うのは2〜3日に一度で十分です。
ロレアルパリが欧米人の女性を対象に行った調査によると、毎日シャンプーを使って髪を洗う人は23%でした。
一方、日本人の女性の場合、7割以上の人が「毎日、シャンプーで髪を洗っている」とのこと。
このように、毎日シャンプーで髪を洗うのは、当たり前のことではないのです。
「そうは言っても、毎日シャンプーで洗わないと気持ちが悪い…」
と感じている方もいるかもしれません。
そういう方は、もしかしたら「洗い過ぎ→皮脂のとりすぎ」による「負のサイクル」にはまっているのかも?
これまでのポイントを参考にしながら、少しずつ、シャンプーを使う量/頻度を減らしていきましょう。

よくある質問2 湯シャン(お湯で洗う)だけではダメ?

100%湯シャン(湯シャンのみ)は、オススメできません
湯シャンでも汚れは落とせます。
でも、お湯だけでは皮脂が落ちにくため、余分な皮脂が残ってしまうことになります。
余分な皮脂/酸化した皮脂を取り除かずにいると、毛穴を塞いでしまい、脱毛につながる可能性が高まります。
また、酸化した皮脂が原因で、頭皮に嫌な匂いが出てくることもあるでしょう。

よくある質問3 朝のシャンプーは問題ない?

オススメはできません。
理由は2つです。
・洗い方が雑になりやすい
朝の忙しい時間では落ち着いて洗えないため、洗い方が雑になってしまうことになります。
シャンプー剤をしっかりと流せないことが多く、残ったシャンプーが毛穴を塞いでしまう可能性が高まります。
・皮脂を洗い流してしまう
朝にシャンプーをすると、夜のあいだで程よく整った皮脂膜を洗い流してしまうことになります。
皮脂膜が整わないまま外出すると、紫外線によるダメージが大きくなります。

よくある質問4 石けんシャンプーは身体にも環境にもいいと思うのですが…

オススメはできません。
石けんシャンプーを使うと、髪にロウソクのロウを塗ったような油膜が残ります。
この油膜がくっついて、髪がペタッとした状態になるのです。
また、残った石けんかすは、カビの餌にもなります
適度な湿気のある頭皮や毛髪は、菌の繁殖しやすい環境。
もし、石けんシャンプーを使っていて髪がすぐに臭う場合、菌が繁殖しているかもしれません。
石鹸シャンプーで髪の毛がべたつき、白光してしまう例
(写真:石けんシャンプーを使っている方の髪の毛例)
*油膜が髪の毛を多い、ベタッとしたり、白光りしたりすることもある

お悩み別 おすすめのシャンプー

いかがでしたでしょうか?
日ごろのシャンプー習慣を見直すヒントは得られましたか?
さいごに、お悩み別のおすすめのシャンプーをご紹介します。
ヘアケア習慣の見直しの参考になさってくださいね。

お悩み1 髪が傷んでいる、ダメージが気になる…

こちらのシャンプーの魅力は、石油由来の合成防腐剤「パラペン」を取り除いたこと
また、ヘナなど、10種のナチュラルハーブエキスが配合され、
保湿しながら、髪の汚れや酸化した皮脂を取り除くことができます。

この基本に加えて、さらにダメージが気になる方は、「オーガニック・ハーバル・トリートメント オレンジ」がおすすめ。
ヘナは、ダメージを補修してくれますよ。
「ヘナを塗るのはハードルが高い」という方は、「マヘンディ トリートメントH」をご利用ください。
(併用もOK)

お悩み2 シャンプーの環境への負荷が気になる…

「植物由来の合成成分を排除し、人にも環境にもさらにやさしいものをつくりたい」
「頭皮環境を、よりよく整えたい」
そんな想いから開発されたのが、以下の2つです。

これらは、余分な成分は一切入っていません。
ハーブの力で皮脂の汚れをほどよく取り除きます
頭髪、身体、環境にやさしいのはもちろんのこと、ハーブの力によって人間の回復力を高める働きがあります。
なお、これらのシャンプーは、健康な髪の方、美髪再生が済んだ方にオススメ
髪のダメージが大きい方は、まずは「マヘンディ シャンプーH」など、保湿力の高いものを使いましょう。

お悩み3 洗い心地の「スッキリ感」を味わいたい

洗い心地の「スッキリ感」を味わいたい方にオススメしたいのは、こちら。
ジンジャーの香りが心地よく、スッとする心地よい洗い心地があります。
なお、男性の薄毛の原因のひとつが、洗浄力の強すぎるシャンプーによって、余分な脂が出てしまうこと。
ハーブの粉で髪を洗うことで、薄毛予防にも効果が期待できます。

何気なく行っているシャンプーを変えるだけで、髪はどんどん美しくなります。
理解し、納得したならば、次は行動!
ぜひ実践してみましょう。
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「ここはいまいちだった」「こんなことで困った」など、使ってみての感想をお待ちしています。
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(参考図書)

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