アーユルヴェーダでは、頭・耳・足裏の3点が重要なマッサージポイントだといわれています。
中でも、頭部のケアは脳や全身にも影響を与え、健康やリラックスなど様々な効果があり大事にされてきました。
もちろん美髪にも効果があります。
今回は、そんなアーユルヴェーダと髪の関係についてみていきましょう。
アーユルヴェーダと髪
アーユルヴェーダと髪の関係をひも解くには、サンスクリット語を引用するのがよいでしょう。
髪はサンスクリット語で「アスティマラ」と呼び、これは「骨のゴミ」の意味があります。
ゴミというと印象がよくないかもしれませんが、これは体内の毒素を毛穴から外へ排出する働きをさしているのです。
その一方で、頭皮は経皮吸収が活発であることも知られています。
経皮吸収は簡単に言うと「頭皮からも栄養や化学物質を吸収しているよ」という作用のことです。
(詳しくはこちらの記事をご覧ください)

そのことを経験則としても知っているからこそ、アーユルヴェーダでは頭皮のケアが大事にされています。
アーユルヴェーダの頭皮マッサージ「チャンピ」
アーユルヴェーダにおいて伝統的な頭皮マッサージがあります。
それは「チャンピ」と呼ばれ、シャンプーの語源にもなったといわれています。
「チャンピ」は、髪を健康に保つために欠かせない頭皮ケアで、その方法は、母から子へと代々受け継がれているほどです。
その際に、オイルやハーブを使うこともしばしばです。
先の経皮吸収があることからも、口に入れられるくらい良質なオイルやハーブを使うことが重要だとされています。
美髪を導くアーユルヴェーダハーブ&オイル
アーユルヴェーダでマッサージに用いられる代表的なオイルに「ごま油」があります。
年齢や体質を問わず使え、身体を温める効果や老廃物の排出、皮膚をほぐす効果が期待できます。
また、インドでは古くから健康のため、また美しくあるためにハーブも重要視されてきました。
例えば、「アムラ」は食用にも使われますが、育毛効果としてペースト状にして頭皮にすり込む療法がありました。
他にも、毒素排出作用のある「ニーム」や、『髪の支配者』と呼ばれ育毛に効果的な「ブリンガラージ」、『髪の果物』を意味する「シカカイ」など、デトックスやヘアケアに役立つハーブが多数存在します。
美髪・ツヤ髪を導くアーユルヴェーダハーブ8選
アーユルヴェーダで使われるハーブはたくさんありますが、一例をご紹介いたします。
ヘナ | 葉を乾燥させ、パウダー状にしたものは昔から、髪や肌の染料として利用されている ヘアトリートメント効果も高い。 |
ジジフススピナクリスティ葉 | 髪を浄化する力を備えたハーブ。乾燥・粉砕された葉は、鉄、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルが特に豊富。 |
ソープナッツ | 日本ではムクロジと呼ばれる。果皮には洗浄成分であるサポニンを多量に含む。 水を泡立てる働きがあり自然の洗剤として利用されてきた。 |
シカカイ | 『髪の果物』を意味するアーユルヴェーダハーブ。 その果実にはソープナッツと同じくサポニンが含まれている。 |
アムラ | インドでは『スーパーフルーツ』『若返りの果実』と呼ばれ、古くから食用に使用されてきた。アーユルヴェーダ的にはピッタの過剰を抑制する働きがある。 |
ニーム | インドでは日常的に生活の中に取り入れられ、古くはその枝を噛んで歯を磨いていた。 万能薬として知られており、インドでは常備薬として大抵の家庭に置かれている。 |
ブリンガラージャ | 『髪の支配者』と呼ばれ育毛に効果的。漢方でも、墨旱蓮(旱蓮草)」として、用いられてきた。 |
トゥルシー | 主成分のオイゲノールやカリオフィレン、ウルソール酸といった抗酸化成分が、ストレスホルモンのコレチゾールを抑制し、若返りのホルモン「DHEA」を活性化させるといわれている。 |
エコヴェーダのアイテムはアーユルヴェーダハーブでつくられています。
以上、アーユルヴェーダと髪、そしてハーブとの関係についてご紹介しました。
世界最古の伝統医療アーユルヴェーダ。
自然の流れの中で、健康、そして美をみがくその叡智は、カラダにも地球にもやさしい、循環型の無理のない生き方です。
エコヴェーダのアイテムはそんなアーユルヴェーダの叡智と最先端技術でつくられています。
成分
- ジジフススピナクリスチ葉
- シカカイ(アカシアコンシナ果実)
- ソープナッツ(ムクロジ果実)
- ブラフミ―(バコパモンニエラ葉)
- ブリンガラージ
- トゥルシー(カミメボウキ葉)
- ニーム(アザジラクタインジカ葉)
*原料は有機農法で生産されたものを使用しています。
* Fair for Lifeフェアトレード認定品
成分
*原料は有機農法で生産されたものを使用しています。
是非暮らしの中に取り入れて、その効果を味わっていただけると嬉しいです。
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