こんにちは。
みなさまが「自分らしい美しさ」を取り戻す旅に同伴するKAMI.llcです。
うれしいことにご質問いただきました。
「オレンジヘナとブラウンやディープチェストナットなどを使う頻度とタイミングを知りたいです」
ヘナのオレンジ色が気になるというお声は多いです。
そんなヘナのオレンジの色味を暗めに落ち着かせるには、「ダークブラウン」や「ディープチェスナット」といったインディゴ系の商品がオススメ!
その使い方、タイミングについても気になるところだと思いますので、今回はそこのところを書いていきます。
ヘナを併用して黒に近い落ち着いた色に
ヘナを何度か施術していると、明るいオレンジが少し落ち着いた色になってきます。
それでも、オレンジの髪がどうしても気になる方はいらっしゃいます。
職場上、立場上オレンジの髪はできないという方も少なくはないのです。
そんなときに活躍するのがインディゴ系の染料。
インドでは黒髪の色を濃くするときに「インディゴ」が使われてきました。
そのためインディゴとヘナを併用すると、ヘナの恩恵を受けながら、黒に近い落ち着いた髪になることができます。
そして、インディゴとヘナを併用するときには「2段階施術」が基本になります。
2段階施術のやり方
「ヘナのみ」で染めた後に、黒に近い色に落ち着かせるために「インディゴなど数種のハーブとヘナを混ぜた染料」を活用して色を落ち着かせます。
1.ヘナを施術
頭皮を整える、髪へのトリートメント効果を発揮させるために、まずはヘナ(オレンジ)を施術します。
2.インディゴ系染料を施術
ヘナを洗い流した直後から2~3日後に、インディゴがメインのハーブ染料「ダークブラウン」ないし「ディープチェスナット」を施術します。
インディゴの粉末は水で溶いたらすぐに使用してください。
時間が過ぎると染着しなくなります。
事前にヘナを施術する理由
インディゴは自然のハーブではありますが、トリートメント効果のある成分は含まれておらず、刺激も強いので、量を多く使うと髪がパサついてくることがあります。
また、色もインディゴだけではキレイに染まらず緑っぽい灰色になってしまい、色落ちもしやすいのです。
そのため、まずはヘナを施術して、
- 髪の傷みのケア
- 健康な髪の水分量が減らないようにコーティング
してから、インディゴ系の染料を施術するという2段階で染める方法をとるのです。
「最初に、白髪にオレンジ色が入るからこそ、インディゴを使用すると黒に近づくことができる」
このことは是非覚えておいてほしいです。
横着してヘナとインディゴを両方一度にやると・・・
ちなみに、最初からインディゴとヘナを配合したパウダーだけで染毛すると、どちらの効果も中途半端になってうまくいかないことが多いです。
うまくいかない理由としては、インディゴはアルカリ領域で染まり、酸性に弱い性質がある一方で、ヘナは水で溶いたときに酸性領域になってしまうことにあります。
いっぺんにやると、ヘナもインディゴもその性質で打ち消し合い、両方とも十分な染毛力を発揮できないわけです。
なので、一度にヘナとインディゴを配合したものを使うのではなく、手間でも2段階染めを行う方がよいのです。
2段階施術を習慣化する方法
と、ここまで2段階施術を紹介してきました。
インディゴ系で髪を黒めに落ち着かせるなら、2段階施術がどうしても必要なことはおわかりいただけたかと思います。
しかし、一つのネックなのは、「ヘナを洗い流した直後から2~3日以内にインディゴの施術」をする必要があること。
2~3日のスケジューリングをするのは大変面倒だと思います。
かといって、両方一度にやるのは効果がでない。
そんなときは、隔週での2段階施術をオススメしています。
「ヘナ曜日」をつくって、1週目はヘナ、2週目はインディゴ、3週目はヘナ、4週目はインディゴと繰り返していく施術です。
ちなみに私は毎週日曜日が「ヘナ曜日」です。
おかげさまで無理なく週1ヘナを続けられていますし、むしろ今では日曜日のリフレッシュが待ち遠しいくらいです。
ダークブラウンとディープチェスナットの色味の違い
ダークブラウンとディープチェスナットの違いについては、結構気になっている方も多いと思います。
なので、実際に羊毛を染めて実験してみました。
①ヘナだけ施術の場合、②ヘナ⇒ダークブラウンの2段階施術の場合、③ヘナ⇒ディープチェスナットの2段階施術の場合に分けて染めていくと・・・
ご覧のとおりです。
ダークブラウンよりディープチェスナットの方が暗めに染まりますね。
お好みでダークブラウンとディープチェスナットを選択いただけたらと思います。
ちなみに上記は、各1サイクルだけの染色ですが、インディゴ系染料は1サイクルだけでもしっかりと染まりますね。
2サイクルするとこんな感じです。
だいぶ暗くめに落ち着いてきましたね。
おわりに
ヘナはちょっとしたコツや工夫で、より綺麗に染めることができます。
難しいことはありませんが、ヘナ染めをしていて疑問点などがありましたら、ぜひKAMI.llcメンバーにお気軽にご相談ください。
私たちの仕事は、みなさまが「自分らしい美しさ」を取り戻す旅に同伴すること。
どうかご遠慮なく、ご連絡くださいませ^^
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