「ヘナ」と検索するとわかりますが、関連ワードには健康への影響を心配する声がチラホラ。
ヘナ自体は天然ハーブにもかかわらず、発がん性があることまでが疑われています。
不思議ですよね。
インドやイスラエルでは5,000年以上も昔から、むしろ今も天然のヘアケアとして重宝されていたにもかかわらず、日本では健康被害が疑われているのですから…
今回はこの不思議をデータに基づき解明していきたいと思います。
ヘナの危険性:結論
まずは結論から、ヘナに発がん性物質はございません!
ヘナ自体にはアレルギー反応はでますが、健康を害する物質は検出されませんというのが、結論です。
では、なぜヘナが危険といわれるようになったのでしょうか?
なぜ、ヘナが危険といわれるようになったのか?
これにはいろんな理由があるかと思いますが、一番の理由は、昔といっても20年ほど前「ヘナ」の認知が広がり始めたころにあります。
その頃「ヘナ」の商業的価値に目を付けた一部の人たちが、ヘナに化学染料を添加した「偽物のヘナ商品」を流通させたわけですね。
今となっては、ヘナの一大産地であるインドでも、店先にヘナに化学染料を混ぜ合わせた商品を見かけることがあるほどです。
その結果何が起こったかと言えば、植物100%だと思い「ヘナ」を手にした方々が、誤って化学染料入りのものを購入してしまい、アレルギー反応の症状を発症することが多発してしまったわけです。
そのような体験から、「ヘナが危険」という声が出始めたのでした。
国民生活センターが調査に入った!
この状況をうけて、2006年に国民生活センターがヘナ商品の調査を行いました。
「ヘナ」と名乗っていても、その染毛の成分にヘナ以外を使用し、消費者に分かりにくくなっているヘナ商品が多いのではないか?という状況を解明するため、ヘナを配合して白髪染めを名乗っている商品を対象に、ヘナの成分の赤色色素のローソン(Lawsone)の含有量とアレルギーの原因になる染料を使用していないかの調査が行われたのです。
そのときの調査内容がコチラ↓(詳細はラクシュミーHPで)
(引用元:国民生活センターの暮らしと商品テストの情報誌「たしかな目」より)
びっくりするほど、全く「ヘナ」が含まれていないものも登場するほどです。
この頃に「ヘナ」の評判は傷つけられ、風評被害がでてしまったのです。
これから「ヘナ」を始める皆さんには、是非成分表示をみて、100%ヘナの商品を選ぶようにしていただきたいです。
化学染料の中に発がん性物質がある!
これまで書いたような状況で「ヘナ」の健康被害が疑われるようになったのですが、そもそも発がん性物質って一体何かご存じですか?
発がん性物質とは?
そもそも「ガン」とは遺伝子へのダメージが生じることで引き起こされる病気です。
なので、発がん性物質とは、遺伝子へダメージを与え、がんの発症を促す化学物質や化学物質の複合体のことです。
怖いですね・・・
しかし、地球上にはヒトの遺伝子を傷つけ、がんの発生率を上昇される化学物質が多数存在します。
それが、市販のカラーリング剤に含まれているとしたら・・・
カラーリング剤に使用されている酸化染料「ジアミン」
ジアミンとは、正式名称「パラフェニレンジアミン」のことを指し、ヘアカラーの白髪染めやおしゃれ染めの染毛剤(医薬部外品)に使用されることの多い酸化染料です。
このジアミン、日本では白髪染めに当たり前のように使われていながら、身体に深刻な影響を与える化学物質といわれています。
「パラフェニレンジアミンはアレルギー反応で頭皮がかぶれたりするだけではありません。強い発がん性があるうえに、骨髄などに深刻な障害を与えることが明らかになっています。
ジアミン系の薬剤は、’91年にフィンランドで使用が禁止されたのを皮切りに、世界各国で使用禁止の流れが広がりました。ところが、日本ではこの物質がいまだに白髪染めに使われています」(坂部氏)
もはや30年も前に世界では使用禁止の流れ。
こちら、美容室でもよく使われるカラーリング剤にも含まれているとか。
髪を染める際に肌がチクチクする経験がある方もいらっしゃると思いますが、自分に合わなかったでなくて、ジアミンのせいだったかもしませんね。
ちなみにこの「ジアミン」が入ったヘナ商品も市場に存在します。
なので、仮にヘナにチャレンジする場合は「ジアミン」が混ざった商品でないかどうかは、必ず確認してくださいね。あなたのカラダのために。
世界で唯一|成分分析までされた安全な「ヘナ」あります!
じゃあ、安全な「ヘナ」はどこにあるの?
というところですね。
実は世界で唯一といっていい成分分析まで、実施した「ヘナ」をご紹介します。
それがエコヴェーダの「ヘナ」。
2022年1月にインドのCNP社と日本のラクシュミー社が共同で実施した成分分析により安全性が確保されています。
ここまでやるから安全・安心と言い切れるわけです。
ネガティブな点も含めて、ご紹介したいと思います。
それでは成分分析の内容を公開しますので、丁寧に見ていきましょう。
エコヴェーダ・オレンジの成分分析結果
(引用元:化学物質等安全データシート©株式会社ラクシュミー)
残念ながら英語なので、「3.危険性識別」の箇所を翻訳させていただきます。
危険性の項目 | 結果 | 危険性の項目 -日本語訳 |
結果の項目 -日本語訳 |
3.HAZARD IDENTIFICATION | 危険性識別 | ||
a. Physical chemical hazard | 体への化学的危険性 | ||
Explosion | None identified | 爆発 | なし |
Flammable | Combustible solid,produces oxides of carbon when burning | 可燃性 | 可燃性固体、燃焼時に炭素酸化物を生成します |
Oxidizing | not applicable | 酸化 | 適用なし |
Toxic | None identified | 毒 | なし |
Radioactive | not applicable | 放射性 | 適用なし |
Corrososive | None identified | 腐食性 | なし |
Misscellaneous | None identified | その他 | なし |
b.Enviromental Hazard | None identified | 環境的危険性 | なし |
c.Health Hazard | 健康被害 | ||
Acute Effect | 急性の影響 | ||
Swallowed | None | 飲み込んだ | なし |
Eye | May be irritating | 目 | チクチクするかもしれません。 |
Skin | May be irritating | 肌 | チクチクするかもしれません。 |
Inharation | not applicable | 吸入 | 適用なし |
Chronic effects | None identified | 慢性的な影響 | なし |
Mutagenic effects | None identified | 変異原性(遺伝情報)効果 | なし |
Reproductive effects | None identified | 生殖への影響 | なし |
Carcinogenic effects | None identified | 発がん性への影響 | なし |
Sensitisation | None identified | 感作(応答強化) | なし |
Infectious | None | 感染性 | なし |
といった感じになります。
注目ポイント「発がん性物質なし」
ご覧の通り、発がん性物質は全く検出されませんでした。
他にも、育毛剤などで検出される「生殖への影響」に関わる成分も検出されませんでした。
ネガティブな点:目や肌に刺激を与えることがある
こちらは残念な点ですが、正直に書きますと、ヘナ100%であっても、ヘナ自体との相性により、人によっては目や肌に刺激反応があり、アレルギーがでることがあります。
なので、エコヴェーダのヘナを使用する際は、一度パッチテストをすることをおススメしています。
パッチテストのやり方
パッチテストは、耳の後や腕の内側など目立たない場所で行います。
①パッチテストをやる場所を清潔にします
②使いたいヘナの粉を少量ぬるま湯で溶き、溶いたヘナを綿棒で10円玉くらいの大きさに塗ります
③自然乾燥させ、そのまま触れずに2日間(48時間)置いてください
塗った直後や2日間(48時間)の間に、かゆみ、はれ等の異常を感じたら、直ちに洗い落として染毛することをおやめください。
なお、塗った箇所が赤オレンジ系の色に染着しますが、日にちが経てばしだいに落ちていきます。
さいごに
いかがだったでしょうか?
ヘナが体に悪いというのは基本的に風評被害です。
ただし、ヘナを名乗る商品の中に偽物が含まれているというのが真実でした。
ヘナを始める際にはヘナ100%の商品を選ぶのが安全安心です。
さらに成分分析までして、安全にこだわった商品をお求めでしたら、エコヴェーダのオーガニックヘナがおすすめです。
あなたが自分らしい本来の美しさを取り戻すことを願っております。
あ、パッチテストはお忘れなく!
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