「無農薬の野菜は食べるのに、頭には農薬まくのね。自覚ある?」
と問われたら、あなたはどう思いますか?
私は衝撃でした。なぜなら自覚がなかったからです。
でも、私みたいな方って多いかなと思うので、こうして筆をとらせていただいてます。
これは『経皮吸収』という私たちのカラダでおこっているお話です。
経皮吸収とは?
経皮吸収とは、日本化粧品技術者会によると・・・
皮膚に外用された物質が皮膚組織中に透過する過程と、皮膚組織を経て血管系、まれにはリンパ系に至る過程を含めた現象.ある物質がどのような状態で一定時間に一定面積の皮膚表面から皮膚中に移動し、その後どこに行き、どのような代謝を受け、貯留または排泄されるのか、そして最終的にはどのような局所および全身作用を発現するのかまでをも含めた概念を表す言葉である
引用元:(化粧品用語集「経皮吸収」©日本化粧品技術者会)
あまりにも難しいので簡単に説明しますw
わかりやすく経皮吸収を説明すると・・・
つまりは、「皮膚から化学物質が吸収されていろんなとこに影響がでるよ」ということ。
まゆつばなんじゃないの?って思う人もいるかもしれないが、これに関しては科学的な検証がすでにされている。
それも1967年というだいぶ昔に。
いろいろ数字が書いてますが、これは腕の内側を1とした場合、他の部位がどれだけ薬の吸収率が高いかの検証をした実験結果です。
みてみると、生殖器を除けば、顔周りの経皮吸収率が高いのがわかります。
ほうほう・・・
ここでです。
私たちは見た目を整えようと、定期的に美容室にいきます。
髪を整えて清潔を保ったり、よりキレイになろうと、髪を染めたりするわけです。
脱色して、染料を入れて・・・
その髪を染めるために使うカラーリング剤の成分が一体どんなものか知っていますか?
カラーリング剤の成分が危ない
政府広報オンラインという、内閣府大臣官房政府広報室の発信する情報サイトがあります。
そこでヘアカラーについての情報が発信されたことがありました。
⇒ヘアカラーによる「かぶれ」に要注意!アレルギーが突然発症することも。
この記事によると、
ヘアカラー、ヘアダイ、おしゃれ染め、白髪染め等と呼ばれる永久染毛剤は、世界的にも広く使用されていますが、突然アレルギーを引き起こす原因になりますので注意が必要です。
と冒頭で書かれています。
また、ヘアカラーをしてはいけない人が列挙されていて、
- 今までにヘアカラーでかぶれたことのある方
- 染毛中または直後に、じんま疹(かゆみ、発疹、発赤)あるいは気分不良(息苦しさ、めまい等)を経験したことのある方
- 皮膚アレルギー試験(パッチテスト)で皮膚に異常を感じた方
- 頭皮あるいは皮膚が過敏な状態になっている方(病中、病後の回復期、生理時、妊娠中等)
- 頭、顔、首筋に、はれもの、傷、皮膚病がある方
- 腎臓病、血液疾患等の既往症がある方
- 体調不良の症状が持続する方(微熱、倦怠感、動悸、息切れ、紫斑、出血しやすい、月経等の出血が止まりにくい等)
という感じ。5つ目には「傷がある方」というのもあるわけで、体内に入るとよくないものなわけです。
そして、間違いなくアレルギーの原因物質が入っている。
「皮膚が強くてかぶれない人は大丈夫ですよ」と言われているようにもみえますが、そういったものは「やらないにこしたことはない」はずなんですよね。
美容師は素手で触っていない
そして、そもそもですよ。
カラーリングをしてもらっているときを想い出してください。
美容師さんってカラーリングするとき、素手でやってません。必ず手袋をしてます。
「色がつかないように手袋してるんじゃないですか?」
ごもっともな意見です!
だけど、次にこういうわけです。
「しみたら言ってください」
そう、しみるわけです。毎回皮膚がピリピリしていたのを想い出します。
それを私は、
「染めるためには仕方ないよね。我慢しよう」
と我慢していたわけです。
我慢ッ!?
カラダでは嫌だと思っていたのを見て見ぬフリをしていただけだということに、今さら気づきます。
カラダに謝りたくなってきました。
頭に農薬をまいているの意味
ここで冒頭の問いかけに戻りましょう。
「無農薬の野菜は食べるのに、頭には農薬まくのね。自覚ある?」
つまり、
「頭に体に悪い成分をのせて、経皮吸収をしているんだけどわかってる?」
ということを、その美容師の方は教えてくれていたんですね。
無自覚にもずーっとカラダに悪いことを我慢しつづけ、しかもその成分がたまってきてるという…
経皮毒:経皮吸収が排毒は、食事の排毒より難しい
経皮毒という言葉を知っていますか?
経皮毒とは?
「経皮毒」は、日用品に含まれる化学物質が、皮膚から侵入し体の中で有害な作用を引き起こすこと
これまでのお話から、もうお分かりだと思いますが、有害な物質が経費吸収されると、もはや「毒」なわけです。
しかも、その毒が体外に排出されるのは、口から食物を摂取した場合よりも難しいといいます。
同じ著書内で、
食物や医薬品を口から取り入れることを「経口吸収」という。
肝臓は、代謝酵素の働きで有害物質を90%以上分解・解毒します。
とあり、一方で、経皮吸収の場合は肝臓を通らないこともあり、
皮膚から入った化学物質は、10日たっても10%も排出されないといわれます。
ほとんどは皮下組織に残留し、体内に蓄積されます。
といわれているのです。
なので、回数を重ねるほど有害な物質が体内に蓄積されやすく、余計にアレルギー反応は発生しやすい。
それがアレルギー反応だけでなく、発がん性物質まで入っているとしたら・・・
このあたりについては、今後もっと詳しく書いていこうと思っています。
「農薬」じゃなくて、「薬草」を・・・
ということで、私は親切な美容師さんのおかげで気付くことできたわけです。
何も教えないでカラーリングしていれば、ヘアカラー代で儲けることもできたはずなのに・・・
そういった良心的な美容師さんにでも合わない限り、なかなか気づけないですよね。
だって、髪の毛って傷んでも、血も出ないし痛くない。
ちょっとピリピリすることがあっても我慢できてしまう。
経皮毒の末路でアレルギー反応を起こして初めて、
「私にはカラーリングは合わない」
と自覚する人も少なくはないはずなんです。
本当はそんな目に合う必要もないんですが・・・
無知って怖いですし、それがまかり通ってる世の中にも怖さを感じてしまいます。
そして、その美容師さんにカラーリング剤のかわりに教わったのがエコヴェーダの「ヘナ」でもあるのです。
カラダにダメージを与えることなく、カラーリングをすることができる。
なぜなら100%植物の染料だからです。
もはや「植物性」ではなく「植物を粉砕したもの」。
しかも「ヘナ」はアーユルヴェーダでは薬草として使われてきた植物。
経皮吸収のおかげで、健康と美を両立できるのです。
最後に一つ質問をして、今日は筆を置きたいと思います。
「農薬と薬草、どちらを頭にのせたいですか?」
どちらか好きな方を選んでくれたら良いと思います!
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