「内なる平和」を育むアーユルヴェーダの智慧【2025.8.16】

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こんにちは!KAMI.llcです。

今日も週に一度のお便りを開いてくださり、ありがとうございます^^

お盆や終戦の日を迎えるこの時期。

「平和」について想いを馳せる方が多いのではないでしょうか。

誰もが平和を願っています。

でも、それの実現がなかなか難しいことは、みなさまもご存知のことと思います。

だけど、それでも諦めたくない。

自分にできることを、していきたい。

——KAMI.llcのユーザーのみなさまは、きっとそのように感じているのではないでしょうか。

「平和」を社会や世界のこととして語るのも大切だと思います。

ですが、アーユルヴェーダでは “内なる平和” が外側にも広がっていくという考え方があります。

そこで、今日は「平和」について考える一つの入り口として「内なる平和の整え方」をテーマにお届けします。

内なる平和は「身体」から始まる

「内なる平和」と聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか?

心? 思考?

もちろん大切なものだし、心も思考も、いつも平和でありたいものです。

でも、心も思考も、形がありません。だから、少しアプローチしづらいものだったりします。

そして何より、心や思考は「身体」に大きな影響を受けています

たとえば、アーユルヴェーダでは、心と体に溜まる「アーマ(未消化物)」が不調、そして心や思考の濁りを生むと考えています。

食べ過ぎや睡眠不足、ストレスは消化力を弱め、身体に老廃物を、心に重だるさや苛立ちを、思考にモヤモヤを溜め込んでしまいます。

……このように不調やストレス、苛立ち、モヤモヤを溜め込んだ状態は「平和」とはかけ離れた状態です。

つまり「内なる平和」を考えるとき「身体」の透明さを取り戻すのが第一歩ではないでしょうか。

身体が整うことが、心や思考の平和にもつながっていくと思うのです。

「ディナチャリア」(日々の規律)が「身体」を整える

アーユルヴェーダには「ディナチャリア」という概念があります。

これは一日のリズムを自然に沿わせて過ごすための習慣のこと。

たとえば「日の出とともに目覚め、夜は早めに休む」「食事は消化の力がもっとも高まる昼にしっかり摂る」など、自然のリズムと調和した生活のことを指します。

現代医学の視点で見ても、このディナチャリアは「体内時計(概日リズム)」を整える行為そのもの。

体内時計が整うと、自律神経やホルモン分泌のリズムが安定し、消化や睡眠の質が高まり、ストレスにも強くなります。

つまり、ディナチャリアを実践することは「身体を透明に整え、心の余裕を育む」ことにつながるのです。

→ ディナチャリアの実践例

  • 朝:早めに起きる。起床後に水、白湯を飲み(水分補給をし胃腸を温める)、軽く身体を動かす(巡りを促す)
  • 昼:一日のメインの食事を昼に摂る(消化力が最大に働く時間帯に栄養をとる)
  • 夜:日没以降は静かな時間を過ごし、23時前に眠る(回復モードを高める)

こうしたリズムは「無理をして取り組む規律」ではなく、自分を労わり、自然に委ねる生活習慣です。

小さな積み重ねが、心身の透明さと平和を保ち、内なる平和を少しずつ育てていくのです。

いきなり全てを取り入れる必要はありません。

少しずつ、できるものから始めてみてはいかがでしょうか。

→白髪が気になる人にとっての定期的な「ヘナ」も、自分を労わるディナチャリアの一つ。久しぶりになっている方も、改めてリスタートしてみませんか?

 

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「心の平穏」を育むために

身体の次に整えたいのは「心」。

アーユルヴェーダでは、心の状態は日々の習慣や思考パターンに大きく左右されると考えます。心が波立つと、呼吸は浅くなり、交感神経が優位な状態が続きます。これは不安や苛立ちにつながり、「平和」とは逆の方向へ傾いてしまいます。

そのため、心の平穏を育むためには、呼吸や感情をやさしく整える習慣が役立ちます

→ たとえば、次のようなケアがおすすめ!

・呼吸を整える

深くゆっくりとした呼吸は、自律神経のバランスを取り戻し、心の安定をもたらします。腹式呼吸がストレスホルモンを下げ、不安や緊張を軽減することが報告されています。

・瞑想やマインドフルネス

思考の渦を手放し、「いまここ」に心を置く練習です。脳科学の研究でも、瞑想は扁桃体(ストレス反応の中枢)の過活動を抑え、前頭前野の働きを高めることが確認されています。

・感情を否定しない

怒りや悲しみを無理に抑え込むのではなく「いま私はこう感じている」とやさしく認め、受けとめていく。アーユルヴェーダでいうラジャス(激性)やタマス(鈍性)の状態を、やさしくサットヴァ(純性)に戻していく姿勢です。

おわりに

いかがでしょうか?

たとえば「呼吸」は、日々、自然と行なっているものです。

その気になれば、いまここから取り組める本当に小さな実践です。

でも、そんな一工夫が、呼吸を落ち着かせ、心を落ち着かせます。

そして、その波紋は家族や周囲にも広がります。

「内なる平和」から「外なる平和」へ。

まずは身体と心に、小さくても、確かな「平和の灯」をともしてはいかがでしょうか。

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました^^

また次のメールでお会いしましょう!

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