こんにちは!KAMi.llcです。
今週も週に一度のお便りをお読みくださり、ありがとうございます!
今週は寒かったですねー!
とはいえ、暦の上では間もなく節分、そして立春。
先日、梅の名所「湯河原」を訪れた際は、梅の花が見頃を迎えていました。
厳しい寒さのなかでも確実に春は近づいているようですね。
さて、先週に続いて、今週も「花粉症」がテーマです。
今週は特に「アーユルヴェーダ」の観点から花粉症対策を考えていきます。
*この記事は、KAMi.llcのメルマガバックナンバー(2024年1月27日配信)をもとに作成しています。
アーユルヴェーダ式「花粉症」とは?
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、花粉症を次のように捉えます。
花粉などのアレルゲン(異物)が体内に入ったとき、身体がその刺激に耐えられずに「毒素」を出そうとする。
これが、花粉症などのアレルギー症状を引き出すメカニズムです。
このメカニズムから考えると、症状を低減するポイントは、
1)体内の「毒素」を減らす
2)花粉などの異物の刺激に対応できる力をつける
この2つです。
以下では、この2つに沿って、詳しい原因と対策を考えていきましょう。
アーユルヴェーダでみる花粉症の原因と対策
1)体内の「毒素」を減らす
アーユルヴェーダでは、体内に蓄積した毒素のことを「アーマ」と呼びます。
これは「未消化物質」のこと。
毎日の食事で消化しきれなかった食べ物や添加物、農薬、化学物質など、
体内で消化されずに残ったものの総称です。
よって、花粉症などのアレルギー症状を悪化させる原因は、
「消化しきれないほどの食べ物・毒素を摂取していること」と
「消化力が弱っていて、食べ物・毒素を消化しきれないこと」
にあるのです。
冬は特に「消化力」が落ちやすい季節。
「アーマ」を溜め込むことなく毎日を過ごすコツは、
次の記事にまとめました。ぜひご覧ください!
「消化力」を助けてくれるものといえば、何と言っても生姜です。
この時期のお供に、ぜひ活用してくださいね!
2)花粉などの異物の刺激に対応できる力をつける
アーユルヴェーダでは、ドーシャと飛ばれるエネルギーのバランスが、
その人の体質・体調を決めると考えます。
ドーシャには
・風・空間のエネルギー「ヴァーダ」
・火と水のエネルギー「ピッタ」
・水と土のエネルギー「カパ」
の3種類がありますが、花粉症に関連するのは「カパ」と「ピッタ」のエネルギー。
水のエネルギー「カパ」が体内で悪化すると、鼻水・涙・くしゃみなどの症状が現れます。
また、火のエネルギー「ピッタ」が悪化すると、目の痒みや充血・黄色い鼻水・頭痛などの症状が現れます。
「ピッタ」と「カパ」のドーシャを増やして、悪化させないことが、花粉などの異物の刺激に対応できる力をつけるうえで、とても大切になるのです。
じゃあ、花粉などの異物に対応するための対策として、具体的にどのようなものがあるのか。
花粉などの異物に対応するための対策
以下では2つの観点からご紹介します。
⚫︎鼻うがい&オイルケア
まずは、異物(花粉)そのものに対するケアとしてお勧めしたいのが、アーユルヴェーダには「ナスヤ」と言われる鼻のケア。
鼻うがいを行ったうえで鼻にオイルを入れて、鼻腔にたまった雑菌やウイルス、汚れを取り除き、鼻の粘膜に潤いを与えることを指します。
これは、花粉症はもちろんのこと、眼精疲労や頭痛、首の凝りなど首から上の不調全般の解消に効果的だと言われます。
*手軽に「ナスヤ」の効果を味わえるのがこちらの商品。
自然由来の成分でできたお鼻に優しいオイルで、鼻をケアできます!
⚫︎食事上の工夫
アーマを増やさない&「カパ」「ピッタ」を良い状態に保つためには、食事の工夫が欠かせません。
まず消化しづらい「添加物が入った食べ物」や「揚げ物」は避けましょう。
また、症状によっては、次の食べ物の摂りすぎにご注意ください。
【「カパ」を悪化させるもの】
乳製品、冷たい飲み物、塩味や甘味が強いもの など
【「ピッタ」を悪化させるもの】
辛い食べ物、赤身肉、熱すぎるもの など
何より自分の消化力にあった適量の食事をとることが大切です。
自分の身体と向き合いながら、「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」には気をつけましょう。
* * * *
以前「アーユルヴェーダ」の専門家にお話を聞いたとき、
「アーユルヴェーダは、自分と向き合う学問だ」
と教えていただいたことがあります。
様々な症状は、よりよい人生を生きるヒントを送ってくれています。
そして、自分の身体と向き合うことは、人生と向き合うことに他なりません。
ちょっと(かなり?)不快な花粉症ですが、ご自分と向き合うきっかけとして活用してみてはいかがでしょうか?
向き合って対策をした先には、より健康で、自分らしい生き方が広がっていることでしょう。
それでは、また次のメールでお会いしましょう!
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