漢方から「花粉症」を考える|「花粉症」の3つのタイプと対策方法

ヘルスケア
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先週、暦は「大寒」を迎えました。
今は、一年でいちばん寒さが厳しくなる頃です。
とはいえ、大寒が明けたら、節分、そして立春。
春はもうすぐそこですね♪

とはいえ「春」といえば「花粉症」の季節。
症状が強く出る方は、この単語を見るだけで憂うつになるかもしれません。

そこで2回に分けて「花粉症」のケアについてご紹介していきます。

*この記事は、KAMi.llcのメルマガバックナンバー(2024年1月27日配信)をもとに作成しています。

「漢方」には「花粉症」を予防するヒントが詰まっている

「花粉症」といえば、主にスギ花粉が原因のアレルギー性鼻炎です。

ただ、ひとくちに「花粉症」と言っても、その症状は一人ひとり違いますよね。
また日によって、症状が重くなることもあれば軽くなることもある。
この差をつくるのは身体の「免疫力」や「防衛力」です。

そして「免疫力」や「防衛力」を高めるうえで「漢方」や「アーユルヴェーダ」は、たくさんのヒントを与えてくれます。つまり、漢方やアーユルヴェーダの智慧をうまく活用できると、花粉症の症状を軽くすることもできるのです。

そこで、今日は、特に「漢方」の視点からの花粉症ケアをご紹介しますね。
(アーユルヴェーダのお話は、次の記事でご紹介します)

「漢方」で考える 花粉症の3つのタイプ

漢方では、花粉症の症状が悪化する理由を、3つのタイプに分けて考えています。
まず、自分はどのタイプなのかセルフチェックしてみてくださいね。

1)「冷え」タイプ
◻︎鼻水の量が多い、色は白か透明
◻︎くしゃみが多い
◻︎朝や冷えた場所で症状が悪化する

2)「ほてり」タイプ
◻︎鼻水の量は比較的少ない、色は黄色っぽい
◻︎鼻や目が赤く、痒みや熱がある
◻︎昼や熱い場所(部屋の中など)で症状が悪化する

 

3)「虚弱」タイプ
◻︎時々、鼻や目の症状が現れる(いつもではない)
◻︎風邪を引きやすい
◻︎お腹が弱い(下痢や軟便をしやすい)、むくみやすい

いかがですか?
どのタイプでしたか?

大まかなタイプがわかったら、対処方法を考えていきましょう。

1)「冷え」タイプの花粉症対策

「冷え」は万病の元。
身体を温めて、熱を逃さない工夫をすることがとても大切です。
ショウガやスパイスも効果的ですね。

また、根本的な解消としては「運動」が欠かせません。
ヨガやウォーキングなど、少しでも身体を動かす習慣を身につけていきましょう。

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2)「ほてり」タイプの花粉症対策

「ほてり」タイプの特徴は、ストレス。
もしかしたら普段からイライラしやすい方が多いかもしれません。
このタイプにお勧めなのが、身体の中に溜まった熱を出すことです。

ミント系のハーブティーのほか、鎮静効果のある「ヘナ」でのケアがお勧めです。
運動やお風呂で汗をかくことで、身体のなかの余分な熱をとることもできます。
また、ヨガや瞑想などで頭・心の動きを鎮めるのも効果的でしょう。

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白髪染め、トリートメントのほか鎮静・リラックス効果としても効果的です。

3)「虚弱」タイプの花粉症対策

「虚弱」タイプの方は、とにかく身体を強くすること。
運動も食事も睡眠も大切なので、漢方では特に「気を増やすこと」に着目します。

「気」とはエネルギーのこと。
そして「気」は、休むこと(休息)と食べ物によって充たすことができます。
胃腸の調子を整え、食べ物から栄養を取り込みましょう。

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【「虚弱」を改善したい方にオススメ】
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* * *

特に春先は「冷えタイプ」のサラサラ鼻炎に悩む方が多いようです。
でも、早めに養生し、冷えを改善できると、かなり症状が緩和されるはずですよ。
寒くて外に出るのが億劫になる時期だからこそ、自分に意識を向けてケアをし、気持ちの良い春を迎えたいものですね。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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