今日は満月!アーユルヴェーダ式 満月の健やかな過ごし方

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こんにちは!

KAMI.llc です。

今日も週に一度のお便りをお読みくださり、ありがとうございます!

……と言いつつ、実は2週間ぶりのお便りです。

この期間、厄介な風邪にかかってしまって、本調子ではないまま締切や出張など、様々な予定に追われ。。。

ここ数日でやっと自分のペースを取り戻せました。

そうこうしている間に「立冬」を過ぎ、暦の上では冬を迎えました。

来週あたりから寒さが本格化する様子、普段以上にご自愛のうえお過ごしくださいませ^^

今日11月16日は「満月」

満月にちなんで、今日のお便りでは、アーユルヴェーダ的な「満月」の過ごし方をご紹介します。

アーユルヴェーダ的な「満月」の過ごし方

東洋医学やアーユルヴェーダなど、伝統医学では、

「月が心身に大きな影響を与える」

と考えられてきました。

新月から次の新月までの期間(29.5日)と、女性の月経周期やお肌のターンオーバーの期間(約28日)は、ほぼ同じ。

また新月と満月は、1日の満潮と干潮が最も大きくなる「大潮」のタイミングです。

生物としての人間は、60~70%が水分でできています。

そう考えると、人の身体(そして心)が、潮の満ち干きのように

月の引力の影響を受けるのは、当然のことのように感じますね。

では、アーユルヴェーダでは「満月」を、どのように捉えているのでしょうか。

満月は「水のエネルギー」が最大になる

アーユルヴェーダでは「ドーシャ」と呼ばれるエネルギーが、私たちをつくりあげていると考えます。

ドーシャには

・風・空間のエネルギー「ヴァーダ」

 ・火と水のエネルギー「ピッタ」

 ・水と土のエネルギー「カパ」

の3種類があり、誰もが3つの要素をもっていますが、

人によって生まれつき「多い」「少ない」があります。

そして、そのバランスがその人の体質・性質に影響を与える——というわけです。

自分自身の「ドーシャ」のタイプを知りたい方はこちら

→簡易版|アーユルヴェーダ体質診断

https://kamillc.com/ayurveda-toha/

 

……ということを前提に「満月」について考えると、月は、カパ(水と土のエネルギー)をもっていて、満月の日は、カパのエネルギーがMAXになります。

水と土のエネルギーである「カパ」の特徴は、大地のようなどっしりとした安定感。

カパが優勢な方は、穏やかで寛大、慈愛に満ちた頼りになるといった傾向をもちます。

ただし、そんな素晴らしカパのエネルギーも、過剰になると心身に好ましくない影響が出ることもあります。

「カパ」のエネルギーが過剰になると、どうなる?

水と土のエネルギー「カパ」が過剰になると、どうなるのでしょうか。

結論から書いてしまうと、大地のようなどっしりとした安定感は「重く、遅く」なり、そして慈愛に満ちた水のエネルギーが「冷たく」なる。

すると、身体のなかの血液やリンパの流れが悪くなり、「冷え性」や「むくみ」を引き起こしたり、心身の動きを停滞させ、眠気や思考力・集中力・消化力を低下させることも。

その結果、身体のなかに老廃物が蓄積し、より一層「重く、遅く、冷たく」なってしまう……そんな悪循環に陥ってしまう可能性があります。

これはカパに限ったことではありませんが、何事も適度に、バランスよく——が大切です!

アーユルヴェーダ的、満月の過ごし方

……とここまでを前提にして、

アーユルヴェーダ的な「満月の過ごし方」を考えてみましょう。

「カパ(水と土のエネルギー)」が最大になる満月の日。

カパが増えると、心身が怠く、憂鬱になりがちです。

浮腫んだり、身体が冷えやすい時期でもあるので、あたたかくして、無理をせず、ゆっくりと過ごすのがオススメです

特に注意したいのが「冷え」です。

冷えは、消化力を低下させ、心身の生命力そのものを減退させる引き金になり得るものです。

過剰な水分摂取や、重たい食べ物(肉や甘いもの)、冷たいものを避け、身体を内側(食べ物や生姜やウコン、シナモン等のスパイス)と、外側(適度な運動)からあたためる!こうした工夫を心がけましょう。

 

▽石垣島産 ショウガ入り|身体の内側からあたためるハーブティー

 

ちなみに、アーユルヴェーダの伝統が根付いたスリランカでは、満月の日は「ポヤデー」と呼ばれ、会社や学校はお休みになるそうです。

肉食やお酒も控え、仕事も学校も休み、祈りをする日——

スリランカの方々の過ごし方に倣って、今日は、いつもよりも穏やかに、自他や自然を慈しむ時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

おわりに

満月の過ごし方として、個人的におすすめしたいのは「祈り」です。

「祈る」という行為そのものが、遺伝子を活性化させ、免疫力を高めるそう。

あまり難しく、堅苦しく考えることなく、

・自他に感謝の心を向ける

・(可能であれば)感謝の心を、言葉や行動として伝える

・ご先祖様や次の世代、自然など、「自分」を超えたものに想いを馳せる

などを意識的に行ってみてはいかがでしょうか。

または「メールを書く」「料理をする」など、いつも当たり前に行っている行為に、「祈り」を乗せるイメージで行っていみるのも良いかもしれません。

今日11月16日が、みなさまにとって、穏やかで慈愛に満ちた、ゆたかな1日となりますように!

それでは、また次のメールでお会いしましょう!

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